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一般的に行う採用調査とは

企業調査 | 採用調査
採用調査の実態
大きく分けて、①新卒採用 ②中途採用 ③その他の採用、この3ツの目的の為に、調査会社は調査を
行っています。意外に採用調査を行っている企業は多く、数は減ってはいますが、調査会社の主流商品であることは間違いありません。では、更に分類していきましよう
1、採用調査の歴史
採用調査の歴史は、私達の知る限り、1960年代前後の学生運動の時期がピークであると
言えます。歴史の古い調査会社の書庫には、「学生運動関係」の専門書が1冊や2冊はあるの
はずです。中には、ゼミ別の大学教授の氏名や名簿まで存在していました。
分かりにくい説明で申し訳ありませんが、当時は、学生運動イコール危険な思想、と言う
概念が あったようです。中には過激な教授も存在していたようですので、その教授が行うゼミに
参加していないかと言う調査もあったようです。このように、当時の採用調査は思想調査でも
あったようです。
2、採用調査は合法なのか?
採用調査を実施しない企業の多くは、プライバシー権から考えて、個人情報の利用目的を告げずに
個人情報を収集し利用すること自体がプライバシー侵害行為であり、かつ個人情報保護法上、違反行為
であると考えているようです。 これに対して、個人情報保護法は、第16条に例外的処置が明記されて
います。
一 法令に基づく場合
二 人の生命、身体又は財産の保護のために必要がある場合であって、本人の同意を得ることが
困難であるとき。
三 公衆衛生の向上又は児童の健全な育成の推進のために特に必要がある場合であって、本人の同
意を得ることが困難であるとき。
四 国の機関若しくは地方公共団体又はその委託を受けた者が法令の定める事務を遂行することに
対して協力する必要がある場合であって、本人の同意を得ることにより当該事務の遂行に支障を
及ぼすおそれがあるとき。